オフィスにコーヒーマシンを設置する。
社員食堂を充実させる。
フリードリンクを用意する。

企業がこうした環境づくりに投資するのは、社員に快適に働いてもらい、コミュニケーションを活性化し、仕事のパフォーマンスを高めるためです。

では、生理用品をオフィスに備えることは、どうでしょうか。

これまで生理用品は、個人が自分で用意するもの、あるいは必要な人が自分で対処するものと考えられてきました。

しかし、もし生理用品を、コーヒーや社員食堂と同じように、社員が安心して働くためのオフィス環境への投資と捉えたら。

企業が職場に用意すべきものの考え方は、少し変わるかもしれません。

 

01. コーヒーは「オフェンス投資」

コーヒーやフリードリンク、社員食堂、リフレッシュスペース。

これらは、社員の働きやすさや満足度を高め、仕事への意欲やコミュニケーションを後押しするための投資です。

いわば、企業の「オフェンス投資」。

より良い環境をつくり、社員のパフォーマンスを引き出す。働くことを、もっと快適で前向きなものにする。

多くの企業が、こうした投資の価値を認識しています。

では、社員が予期せぬ困りごとに直面したとき、その働く環境はどうでしょうか。


02. 生理用品は「ディフェンス投資」

生理は、働く女性の日常に関わる身体の変化です。

生理のタイミングは、必ずしも予定どおりとは限りません。

突然始まってしまうこともあれば、持ち歩いていた生理用品が足りなくなることもあります。

そんなとき、職場に生理用品がなければ、購入できる場所を探したり、仕事の手を止めたり、周囲に相談しづらい困りごとを一人で解決しなければならないことがあります。

生理用品をオフィスに備えることは、こうした予期せぬ困りごとに対応し、社員が安心して働ける環境を整えることです。

いわば、企業の「ディフェンス投資」。

オフェンス投資が社員の可能性を引き出すためのものなら、ディフェンス投資は、働くうえでの不必要な障壁を取り除くためのもの。

どちらか一方ではなく、その両方があってこそ、働く環境はより充実したものになります。


03. DE&Iは、制度だけではなく、オフィス環境から。

DE&I(Diversity, Equity & Inclusion)。

多様性を尊重し、一人ひとりに必要な公平性を確保し、誰もが組織に参加できる環境をつくること。

企業がDE&Iを推進するうえで、制度や方針を整えることは重要です。しかし、それだけで十分でしょうか。

日々の業務のなかで、必要なものを無理なく利用できること。身体の状態や個人の事情によって、不必要な負担を強いられないこと。

そうした身近な環境の積み重ねも、DE&Iを実現するための大切な要素です。

生理用品のオフィス導入も、その一つです。

例えば、生理用品を必要とする従業員が、突然の生理に直面したとき。

必要な用品が職場に備えられていれば、購入場所を探したり、誰かに借りたりする負担を減らせる可能性があります。

そして、考えたいのは、生理用品を必要とする人のなかにも、さまざまな状況の人がいるということです。


04. 車椅子を利用する女性従業員にとっても、使いやすい職場へ。

DE&Iの視点で生理用品の導入を考えるなら、設置することだけでなく、誰もが実際に利用できることにも目を向ける必要があります。

例えば、車椅子を利用する女性従業員。

生理用品が必要になったとき、職場に備えがなければ、購入場所まで移動することや、必要な用品を調達することが、環境や状況によって負担になる場合があります。

また、生理用品が設置されていても、設置場所が高すぎる、通路が狭く近づきにくい、必要な用品を取り出しにくいといった状況では、十分に活用できない可能性があります。

「設置されていること」と「誰もが使えること」は、同じではありません。

だからこそ、生理用品の導入にあたっては、次のような視点が大切です。

  • ACCESSIBILITY|アクセスのしやすさ
    車椅子を利用する人を含め、さまざまな身体状況の従業員が近づきやすく、必要な用品を取り出しやすい設置場所を考える。

  • PRIVACY|プライバシーへの配慮
    必要な用品を、周囲の目を過度に気にせず利用できる環境を整える。

  • USABILITY|使いやすさ
    設置するだけで終わらせず、利用方法や補充方法も含め、実際に使いやすい運用を考える。

  • EQUITY|実質的な公平性
    全員に同じ環境を提供するだけでなく、それぞれの状況に応じて、必要な人が必要な支援を受けられる環境を目指す。

もちろん、すべての車椅子利用者が同じニーズを持つわけではありません。大切なのは、利用者の声を聞き、実際の使いやすさを確認しながら環境を整えることです。

生理用品をオフィスに備えることは、単なる物品の設置ではありません。

誰かにとっての「使えない」を減らし、誰もが働きやすい職場に近づけるための環境づくりなのです。

 

05. それは、単なる備品ではない。

生理用品を備えることは、単に消耗品を追加することではありません。

社員が必要なときに必要なものを利用できる。その安心感が、職場環境の質を支えます。

WORKPLACE EXPERIENCE|職場体験の向上

予期せぬ生理にも対応できる環境を整え、社員が安心して過ごせる職場をつくる。

PRODUCTIVITY|働く環境の改善

生理用品を探したり、購入のために外出したりする必要が生じる場面を減らし、業務を中断する負担の軽減につなげる。

INCLUSION|誰もが参加できる職場へ

身体の状態や障害の有無にかかわらず、一人ひとりが必要なものを利用しやすい環境を目指す。

EMPLOYER BRANDING|企業価値の向上

社員の実際のニーズに目を向け、働く人を大切にする姿勢を具体的な取り組みとして示す。

生理用品の導入だけで、生産性の向上や採用効果が保証されるわけではありません。

しかし、社員が直面する小さな障壁を取り除き、働きやすい環境を整えることは、企業が実践できる具体的な一歩です。

 

06. 必要な人が、必要なときに使える。それが大切。

生理用品を職場に備えるうえで重要なのは、必要な人が、必要なときに、無理なく利用できることです。

購入のために外出する必要がない。
誰かに借りるために気を遣わなくていい。
突然の生理にも、落ち着いて対応できる。

そして、設置場所や利用方法にも配慮されていれば、より多くの人にとって使いやすい環境につながります。

こうした環境をつくるには、生理用品を個人の持ち物や自己管理の問題としてだけ捉えるのではなく、オフィスに必要な環境の一つとして考えることが重要です。

設置場所、補充方法、管理の負担、利用者のプライバシー、アクセシビリティ。

企業が継続的に運用できる仕組みを整えることも、オフィス投資を考えるうえで欠かせません。

 

07. 「どこでもソフィ」で、オフィスの新しいスタンダードを。

生理用品を職場に備えるという選択を、特別な福利厚生から、誰もが安心して働くための環境整備へ。

レッドボックスは、生理用品を必要とする人が、必要なときに利用できる環境づくりを推進しています。

その取り組みの一つが、オフィスへの生理用品導入を支援する「どこでもソフィ」です。

生理用品を、個人が備えておくべきものだけでなく、企業が働く環境の一部として整えるものへ。

コーヒーを用意するように、社員食堂を整えるように。

そして、誰もが利用しやすい環境を考えるように。

社員の快適さ、安心、そして公平性を考えるとき、生理用品という選択肢も、当たり前に検討されるオフィスを目指して。

オフェンス投資だけではなく、ディフェンス投資も。

すべての人が、自分らしく働ける環境をつくるために。

これからのオフィスづくりに、生理用品という新しい投資の視点を。

「どこでもソフィ」から、始めてみませんか。